説明
1982年、当時タリスカー蒸留所を所有していたDCL社は40程度の蒸留所を所有していました。その当時、スコッチウイスキーといえばそのほとんどはブレンデッドスコッチウイスキーであり、タリスカーもジョニーウォーカーなどの貴重な原酒として重宝されていました。シングルモルトの個性的な味わいを広めたいとタリスカー8年がリリースされます。しかし、当時はシングルモルトにほとんどの人は見向きもせず、DCL社は買収されてしまいました。
新しい所有者であるユナイテッド・ディスティラリーズ社(現在のDIAGEO社の前身)は必ずシングルモルトの時代が来ると、所有する蒸留所から各地域を代表する6つの蒸留所をボトリングした“クラシックモルトシリーズ”を1988年にリリースします。その際にアイランズモルトの代表として選ばれたのがタリスカー蒸留所です。そのときにリリースされたのが“タリスカー10年”であり、現在もタリスカーを代表する商品として世界中で愛されています。
香り | ほのかな海水の塩、生ガキそして柑橘系の甘みを感じさせる、力強いピートのスモーキーな香り |
味わい | 煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。温かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる |
フィニッシュ | 食欲をそそる甘みを伴った、広大な、長く温かいペッパーを伴うフィニッシュ。 |
色合い | 輝くようなゴールド |
アルコール度数 45.8 |